いよいよカウントダウンへ
38万km、オイル耐久試験
 2012年2月24日、380000kmに到達した。
 昨年の2月25日に330000kmを越えているので、1年間で50000kmという、久しぶりのハイペースな運用であった。ここまで来ると、大体いつごろ、月軌道にたどり着くかの計算が、極めて正確に割り出せる。途中、イレギュラーな長距離移動がなければ、4月1日あたりがXデーとなる。
 まだそれを書くには気が早いので抑えておくが、1989年の6月にエスクードに乗り始めて、23年。幾度かの乗り換えがあったとはいえ、これほど長く1車種にこだわることになろうとは思わなかった。
 これだけ走っても、まだ遥か彼方に、伝説のТD01Wの580000kmがあり、今や初代エスクードには400000kmを超えて現役の個体が2台いる。
 まったく、想像を絶するタフなドライバーと、車があるものだと思わされる。BLUEらすかるは、ようやくそれらのつわものに追いつきつつあるだけなのだ。

 東日本大震災以降の東北地方の高速道路を往来し、冬季の地中水分凍結によってでこぼこの激しくなる道を走っていて、やはり足回りへのダメージが顕著になってきた。スタッドレスタイヤを換装するころに、足回りも一新しなければならない。
 エンジンは、次第にガサツな音が聞こえてきている。そのようなコンディションのときに、エンジンオイルの耐久試験を敢行するのもどうかと思われるが、370000km時点で入れたエネオスの化学合成オイル、サステナを、10000km無交換で使ってみた。
 上抜き作業で見えているのが、10000km使用したオイル。意外なほどに透明感が残り、手にしてみても適度な潤滑感が残る。耐久性は申し分ないが、フラッシングしてどろどろになるようでは、スラッジの吸着能力が低いとも取れる。これも、なるほどレベルに汚れているが、致命的とまでは行っていなかった。
 しかし、最初のオイル抜き取りの際、残量の少なさに気が付いた。エレメント内に吸い取られている分を考慮しても、1リットルほど食われて消失している。
 オイル漏れの形跡は見当たらないので、燃焼してしまったようだ。これは今までの交換時にはなかったことだ。排気からの白煙なども上がっていなかったので、許容範囲内と判断。だが、やはり交換頻度については、いたずらに引き延ばすのはやめておこうとも。
 ところで、サステナは省燃費性能もうたっているが、これについては乗り方次第でどうにでもなってしまう。可もなく不可もなくの域というところだ。