2023年12月23日、900000キロを刻んだ。
 どうにかこうにか、エスクード誕生35周年のうちに越えることができた。

 かつて先代らすかるのH20Aを初めてオーバーホールした時、納品書の部品リストが5枚つづりだった。今回の車検でマスターバックやバキュームバルブの不具合、劣化したタイロッドとタイロッドエンドの交換、前後ハブベアリングの新調などに3枚つづりのリストが出来上がっていた。
 800000キロ台で行ったH25Aのオーバーホール代金は先代のときの倍だったが、今回の整備は車検も含めて4分の一で何とかなった。
 次にどこが壊れるのかはあまり考えたくないが、予測と想定をしておかねばならない。
 月までの距離を走る。そこから往還する。それだけでも夢のような話が現実の履歴になった。もうどこで力尽きてもこのクルマを褒めてやらなくてどうするというのか。
 そんな思いで壮大なスタートラインを踏み出す。