ラウンド1の概要は以下の通り。試験的にやってみたため、レギュレーションなどは今後、改善していく余地もある。

 スタート地点:友部サービスエリア(下り)
 北関東道から東北道を北上して郡山ジャンクションで磐越道に乗り換え、いわきジャンクション経由で常磐道を南下。
 ゴール:友部サービスエリア(上り)
 走行距離は、だいたい386km(ノーマル仕様のエスクードコンバーチブルで試走計測)
 所要時間は6時間のタイムリミットを設ける。
 原則として法定速度は遵守する。
 経路上のサービスエリア、パーキングエリアをCPとして必ず休憩に立ち寄り、ゴール後に給油して満タン法で得た燃費を競う。
 タイヤの交換(MT→HT)は自由。スペアタイヤなど保安部品を外す軽量化は禁止。ルーフラック・ボックスなど出荷時に取り付けられていなかったパーツを外すことは認める。
 添加剤の使用は禁止。使用しているものについては走行距離から10kmをマイナスする。ハイオクタンガソリンについては使用者は事前申告。

 途中立ち寄りSA、PA
 東北道上河内SA
 東北道安積PA(200km地点、全車途中集合)
 磐越道阿武隈高原SA
 常磐道中郷SA


エントリー順 車両データ

【クラス1】
SIDEKICKさん エスクード3ドア
カタログ燃費 13.0km/リットル
車両重量 1210kg 5MT

青影さん エスクード3ドア(2代目)
カタログ燃費 13.2km/リットル
車両重量 1260kg 5MT

【クラス2】
TA01Wさん&ricoさん エスクード2.0XG
カタログ燃費 12.0km/リットル
車両重量 1530kg  5MT

コムロさん グランドエスクードFIS
カタログ燃費 8.8km/リットル
車両重量 1640kg  4AT

あおいろさん エスクード5ドア(2.0)
カタログ燃費 10.8km/リットル
車両重量 1310kg 4AT

kawaさん エスクードV6ノマド
カタログ燃費 11.8km/リットル
車両重量 1310kg  5MT

sugiさん エスクード2.7XS
カタログ燃費 10.2km/リットル
車両重量 1620kg  5AT

れいん&雷蔵 エスクード5ドアV6(2.5)
カタログ燃費 10.0km/リットル
車両重量 1350kg  4AT

【クラス4】
ASAMI−WIDERさん ワゴンRワイドXZ
カタログ燃費 14.6km/リットル
車両重量 920kg  4AT

【クラス6】
メタルマグナムさん ワゴンR RR
カタログ燃費 18.6km/リットル 
車両重量 740kg


 各車カタログスペックにつき一概には言えないが、やはりワゴンRの驚異的な数字がそのまま出せるかどうか(タンク容量は30リットルしかない)。ワゴンRワイドもフルタイム四駆としながら小型車最軽量(でもかなりいじったエンジン)
 ライトウエイトの線引きをどこで行うかもあるが、 1300kg台までとするならエスクード初代勢と、2代目ショートは良い勝負。しかしここはショート勢が有利。グランドエスクードと3代目は同クラス内でも重量級。唯一カタログ値でリッター10kmを割り込んでいるグランドが辛い戦いに挑む。

 開催当日、いきなり鹿沼〜矢板間渋滞10kmの道路情報に唖然。週末1000円乗り放題の効果は定着してしまったようだ。が、宇都宮から那須までは通年、休日混雑区間ということもあり、そこまでたどり着くうちには解消するだろうと暢気にスタート。
 なにしろこちらは、周囲に影響を及ぼさない範囲でののんびり移動。行楽地へのお出かけ渋滞のあとから通過する・・・はずだったが、全車この渋滞に突入となる。幸いにも12kmに増えていたはずの渋滞区間は解消が始まっており、8km程度の混雑で済んだ。事故が起きているのでなければ、これくらいの障害はあった方が面白い。

 全車のスタートには約20分を要していた。このためオフィシャル兼エイド兼撮影車のBLUEらすかるが全車を追い越すのにも、これを詰めていくこととなり、実質的には燃費競争からは脱落。スタートから200km地点の安積PA時点で、燃料系の上では40%もの燃料を使っている。
 これに対して各車の様子を見ると、日頃標準装備のルーフボックスやエアロデフレクターを外し、軽量化と空力の向上を図っている。添加剤は禁止されているが、エンジンオイル自体は変更可能。タイヤの選択にまで及ぶ者もあり、やる気充分でのんびりと走る。が、実態は右足に神経を集中する耐久戦だ。