前日はせいぜい27℃の夏日だったのに、6年ぶりとなるTETSUJINの集結時は朝から30℃を超え、つくばーど基地のランドマークでもあったニッキの木も枝打ちされて木陰が消失。気温はさらに上がり「おいこら晴れ男、いい加減にしろ」と言われそうな晴天となった。
 対外的に伝えておきます。こんな陽気に車いじりなんかやってはいけません。


 青影さんがTD61Wを退役させた。
 「パーツを欲しい人への提供と、幌車への足回り移植をやりましょう」
 その提案を有難く頂戴し、エスクードのいじり系行事「TETSUJIN」が実現した。前回、幌車の足回り交換をやったのが6年前。このときは春だったが今回は梅雨明け前にもかかわらずもはや真夏の陽気。外気温は37℃まで上がった。
 車庫で幌車の足回り分解を開始するのと同時に、なんとか残っている木陰においてTDB4の運転席レカロシートを青影さんのエスクードから取り外されたレカロへの交換が進む。
 車庫前ではTD51Wのリアサス交換が展開する。何人かの整備資格者がいると手際が良い。午前中の2時間少々で3台のエスクード整備が完了した。
 

 そうは言っても誰も彼も汗だく。
 熱中症対策で用意された氷とスポーツドリンクは見る見るうちに消費されていく。あとから2ガロンのグレープフルーツジュースも繰り出される。
 さすがに屋外での昼食は店開きできないので、参加者をエアコン全開の居間に案内して、近所の惣菜屋にお願いしておいた弁当をつつきながら、故障中のエスクードユーザーへの助言や秋以降のつくばーど行事の展望を談義するが、やはり一番の関心事は青影さんの乗り換え。
 「初代エスクードはあちこちDIYでいじれた。でももうそれ自体を卒業したいと思って」
 そんな動機も、ある。が、新しいクルマへのストック中のタイヤをどうしようとか、サイズの変更がどこまで可能かといった話が出てくる。卒業、できるのか?

 6年前、アピオのロードウインからカヤバへとフロントショックを交換し、セッティングを和らげたのが幌車だった。今回再び、ロードウインを組み込む。リアはカヤバを更新し、ロングストローク化にあわせてアッパー側の延長キットを外した。6年という時間経過が最も効果を体感させる。