《つくばーど in 耐久千葉夜会》
        待つ方も来る方もじっと動かず

    

 2005年10月、四国のグランドエスクード乗り、Cyber−Kさんから相談を受けた。クリスマス連休を使って、舞浜のリゾートエリアに遊びに行きたいのだけれど、宿泊先はどこがいいだろうか?
 「もちろん自走で行きます」
 うわわ、なんだか2005年は全国的に弾丸エクスプレスな年回りだ。Gエスクの大きさを受け入れられるパーキングを持っている、予算に見合った宿泊先を紹介し、あとは直前までこの件を伏せて、自分自身のクリスマス連休の日程を調整していく。
 12月半ばになったところで、千葉夜会のお知らせを出して、Cyber−Kさんを出迎えようと、彼が到着する予定の23日に仲間たちが集まってくれることになった。
 ところが!
 22日から降り続けている雪が、
舞浜ではなく西日本のトラフィックに大打撃を与えたのである。23日朝、Kさんからの電話を受けると、名神の随所が通行止め。9:30時点で、まだ滋賀県内(本来なら関東圏に入っていたはず)。しかも進行方向は70kmの渋滞であるとか。しかしこの時点では、まだお互いに楽観視していた。こちらはSレイドの取材や買い物で時間を費やし、日中を過ごす。

 16:50。再び連絡。

 「まだ関ヶ原の手前で、10km/hの流れ・・・」

 なんともすさまじいことになっていた。湾岸の東側まで350kmくらい残っている。雪の影響のない時期で、渋滞を考慮しなければ、それでも22:00過ぎには到着の可能性がある。舞浜は無理でも、夜会を楽しんでもらえれば、まあなんとか・・・
 出迎えに集まってくる仲間たちも、状況を知って唖然とするも、来られるのなら待てばいいといつもの談笑。その合間合間に連絡が入る。

 19:30。豊川付近
 23:30。東京料金所通過

 そして日付が変わって12月24日の00:10。
 22日の夜に四国を出発した彼等は、無事に到着した。名古屋を過ぎるまでは雪道と通行規制と渋滞で、にっちもさっちもいかない一日だったのである。道中、トラフィックの情報は、やはりグランドエスクード仲間のあきひろさんが連絡を取り合ってくれていたとか。
 ようこそベイエリアへ。せめて土曜日は、舞浜を堪能していってください。なんせクリスマスイブのTDR。2時間待ちとか、4時間待ちっていうのは、まだましなほう。25時間耐久の旅に比べれば、ずっと短い。