また来年 土と岩に抗いましょう
 少し遡って前夜。
 筑波山中の小屋に食材を持ち込み、忘年会用の豚汁を作っていたのはSIDEKICKさんとTA01Wさん。
 出し物を何にしようかいろいろ提案の出た中で、TB妙高でおなじみのとん汁に対抗して、豚汁・つけ麺でいこうと決定。

 「たちばなのとん汁というわけにはいかないけれど、暖まるにはこれが一番」
 「去年はおでんが一番って言ってなかった?」
 「あれはESCLEVのイベントだったから無効っ」

 買い出しの際には麓のスーパーマーケットで、つけ麺用の中華生麺を買い占めに走りました。ここだけの話ですが、このコンビが前泊して当日の食材を調理する際は、同行前泊することをおすすめします。TA01Wさんの作る晩飯が、とにかくうまいのです。イベント会費とは別会計ですが、それを別途支払っても損はありません。
 しかしこうなると、幹事は実践的になんの役にも立っていないです。せいぜい夜中にトイレに起き出してきた彼等を、真っ暗闇の中で携帯電話の明かりだけで自分をぼーっと浮かび上がらせて脅かしている程度です。
 「うわ!・・・・」←SIDEKICKさんは素で驚いて飛び上がった(こんなん書いても現場に居合わせないと全然面白くないな)

 話をオフロードコースに戻して、下館では2006年夏から、不定期ながら何度か走行会イベントを開いています。2006年以前は、全くなかったわけではないのですが、よそのクラブイベントへの参加であって、そこの縛りによってイベントレポートを出させてもらえなかった。この10年で、オープンに紹介できたのはE−ACTくらいのものです。この間、クロスカントリーを嗜好する人たちの顔ぶれも随分変わりましたが、その底辺は少しずつ広がってきたように思います。
 つくばーどの行事自体、ツーリング主体でやって来ていますから、コースでの練習走行はまだ日が浅い。初心者が出来る範疇で「自分の車がここまで走れて、これ以上は無理」という確認が出来ることに課題を置いています。自分の車では走れなくても、誰かの助手席でコースを体験することができる。それでその気になったら、次の機会にトライすればいいのです。体験走行からスタックリカバリーまで、参加者全員が協力してくれることで、今回も無事にお開きすることが出来ました。TA01WさんのXGに電気的なエラーが出ましたが、「カプラーでの接点不良」程度の軽微な症状で解決したそうです。
 それではまた来年。林道やコースにお出かけしましょう。