フランツ・ハイネルが開発し自ら搭乗するサイレントスクリーマーβは、高性能DCモーター+単結晶太陽電池の四輪駆動マシンで左右非対称のデザイン。ボディー材質に高分子誘導体C.F.R.Pを採用するほか透明パーツを使い、内部メカニックが透けて見えことも特徴。左右非対称の車体はコクピットを右サイドに配置し、左サイドのクリアパーツ内にはマシン制御のための電子機器が搭載されている。
人工衛星による発電を光学触媒発電素子が組み込まれたソーラーチャージャーウイング経由で燃料電池にチャージする、サイバーフォーミュラ史上初のシステム。最高出力900馬力/1,300ワット、最大トルク100mkg/1,300ワットをスペックとし、最高時速438Kmをマークする。環境問題への果敢なアプローチだが、発電効率に関しては天候に左右されるというウイークポイントがある。
動力方式により他のサイバーマシンに見られる燃焼型ブーストユニットは持たず、リニアモーター駆動の常温超電導ホイール内臓モーターに電圧負荷をかけ、これをオーバーロードさせる方法で超高速加速を実現している。
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