  | 
       
       宇宙海賊ガイスターの侵略が、太陽系に及んだ。 
       これを追撃して、宇宙警察はカイザーズを太陽系に派遣し、リーダーであるエクスカイザーが地球に降り立つ。エクスカイザーをはじめとするカイザーズたちはエネルギー生命体という実体を伴わない存在。このため地球に留まる手段として、無機物との融合を果たし、そのシステムを応用・コントロールし、形態を保つ必要があった。 
       エクスカイザーは、彼が降下した日本のとある町に居を構えていた星川家のガレージに駐車されていた自家用車に、自らの生命エネルギーを駐留させた。無機物との融合といっても、ある程度システマチックに稼働する機械との融合が、彼等の捜査・戦闘モードには適しているらしい。 
       融合を果たした自家用車は、エクスカイザーの意識と機能が起動している間は、フォルムをウエッジシェイプの利いたスポーティーなシルエットに変化させ、フロントパネル上部に彼の紋章であるライオンのマークを浮かび上がらせる。さらに車体各部を変形させ、ヒト型ロボット形態へのフォームアップを果たし、エクスカイザー本来の姿へとチェンジする。ただしこの姿も、地球上におけるエクスカイザーの戦闘形態であり、他惑星や生命圏で別の無機物と融合すれば、この姿になるとは限らない。 
       エクスカイザーは単独での戦闘時にも各種オプション武器を携行、使用するが、巨大で強力な敵と遭遇した場合には、異次元空間に待機している大型武装、キングローダーを呼び寄せ、巨大合体によってキングエクスカイザーへとパワーアップする。 
       キングローダーは、エクスカイザーの外骨格走行の役割を果たすもので、自走式トレーラー形態と、キャリアプレートを展開したフライト形態をとることが可能だ。トレーラーはエクスカイザーが牽引するジョイント機能も有している。 
       星川家や地球の人々は、ガイスターズと戦い、ガイスターズの引き起こす災害から市民を護る彼等カイザーズの存在を、勇者と呼び習わした。 
        |